2008年04月17日

医療制度と保険の違いってなんでしょう?

国民健康保険法』で定義されているのは国民健康保険で、『高齢者の医療の確保に関する法律』(webで見つかりませんでした)で定義されているのが後期高齢者医療制度です。
名前が『健康保険』と『医療制度』、医療制度は保険ではないのでしょうか???Wikipediaでは
後期高齢者医療制度(こうきこうれいしゃいりょうせいど)とは、75歳以上の高齢者等を対象とする、他の健康保険とは独立した日本の医療保険制度。
と書いてあるのですが、どこかに『これは医療保険制度である』と定義されているのでしょうか?実は国民健康保険法にも直接は『これは医療保険制度である』と定義されているようには見えなかったもので、そもそも『医療保険制度とは?』までさかのぼってしまうようです。
なお、国民健康保険法では
第一条  この法律は、国民健康保険事業の健全な運営を確保し、もつて社会保障及び国民保健の向上に寄与することを目的とする。
と定義されているので、『健康保険事業』という言葉をもってして『医療保険制度』という意味なのかもしれません。法律に疎いのでわかりません。

気になったのは以下のページです。http://diamond.jp/series/tsujihiro/10024/
 もう一度、後期高齢者医療制度という言葉をよく見てほしい。政府もメディアもあたかも、“新しい健康保険制度”のように伝えている。
 私も先ほど、そう書いた。実は、それは間違いである。社会保障の専門家である西沢和彦・日本総合研究所主任研究員は、「これは、『制度』であって『保険』ではない。関連法律には、保険であるという表現は一切出てこない」と指摘する。保険であれば、運営責任者である「保険者」がいる。国保であれば、市町村が保険者である。保険者はその保険の財政責任を負わなければならない。保険者がいなければ、その運営主体は財政責任を負わない。つまり、給付抑制のインセンテイブが働かない。それが、最大の問題である。


これは一度『高齢者の医療の確保に関する法律』を見てみないと…。『そういう風に法律に書いてあるでしょ?知らないあなたが悪い』と言われないように。

ちなみに天引き問題になっているものは厚生労働省も『保険料』と表現してますし証書には『後期高齢者医療被保険者証』と書いてありますので、少なくとも『保険』として扱ってるようですがいつ『誤解を与えた(w)表現』と言われるかわかりません:-P
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2008年04月03日

ゾロ品って何?と聞かれたら…

mixiの方に
http://mixi.jp/view_bbs.pl?id=29663470&comment_count=15&comm_id=51655
みなさんの後発品(ジェネリック医薬品)の適切な説明の仕方をおしえてください

という質問があったので、そこに書こうかと思ったのですがmixiに入ってない人が見れないのでこっちに書きます。

『ジェネリック医薬品ってなんですか?』と聞かれたときには…困ります。(^^;

こんな話をします。
・薬は『効き目のある成分』と『それ以外』でできてる
・『効き目のある成分』そのものは同じと国が認めてる
・『それ以外』が同じとはかぎらない、というか違う
・薬は作り方に工夫がある場合もあるので、その工夫も同じかどうかは別
・よって、飲んだ効果が同じと認めてるわけじゃないので飲んでみないとわからない

なんで安いの?と聞かれたら
・二番煎じだから

結局『効き目のある成分』が同じなんだから同じなんでしょ?と言われたら
・料理もそうだけど、同じ材料を使ったって作る人によって味も違うし、同じ『豚肉』って言ってもいろんな豚肉があるでしょ?食べて『おいしい』と思うか『まずい』と思うかは食べてみないとわかんないんですよぉ…
みたいな事を言ってます。

まぁ、これでわかるようにゾロ嫌いなんですが(^^;当然、ウチの薬局でゾロはそれなりに使ってますが、使ってないゾロはおっかなびっくりですね。

ちなみに今の恐怖は前にも書いた気がするけど『中国産の原料とか使ってないの?』と聞く人がいないか?です。学術は教えてくれるんでしょうか?薬局内がゴタゴタしてるから聞いてないけど…
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2008年03月24日

ジェネリック医薬品の使われる割合って…結局よくわかりません

昨日はようやく新調剤報酬の説明会でした。
聞き忘れちゃったんですが、Dr.が先発品を指示して患者さんが後発品希望で投薬して副作用が出た場合、誰の責任になるんでしょうね?
Dr.は指示していない医薬品を出して副作用が出たって責任持てないだろうし、薬局では厚生労働省が『同等』と保証した医薬品を当然使ってるんだから責任ないし患者の同意は当然得てるし、厚生労働省は当然責任取らないだろうし…
薬剤師の責任になるんでしょうかね?その薬剤を選択したっていう責任で。では患者に選択権を与えれば良いんでしょうかね?どうするのが最も責任をまっとうできるんでしょうか?
#データがそろってる先発品を使う?(^^;

で、やはり『日本の後発品は欧米に比べてウンヌン』って表を見せられました。お約束で日本、アメリカ、イギリス。ドイツもあったかな?
当然ジェネリックメーカもそういう事を書いていて
医療先進国の欧米では、日本より早くから医療費削減が重要課題となっており、ジェネリック医薬品が積極的に使われています。その数の割合は約50%、現在約16%の日本と比べて非常に高い普及の割合を占めています。
http://www.takata-seiyaku.co.jp/general/about_generic04.html
にあるのはアメリカ、イギリス、ドイツですね。日本は2003年でジェネリックの使用率は数で16%だそうです。
ジェネリック主流なのは・・・世界でもごく一部の国?』というblogもあるように疑問もいろんな所で聞きます。ならば大本に戻らなきゃダメでしょう。

Generic Medicinesという記事そのものの信憑性がイマイチわからないのがダメダメなのですが、そこにgeneric market(PDF)というのがあります。見てみると…ヨーロッパ各国が略号で書いてあってわかりませんf(^^;3文字略号なら探せるのに…全 Debian ミラーのスポンサーに2文字略号があり、はめていく限りでは全部ヨーロッパなので多分あってると思うんですが、イギリスがUK(United Kingdom)とGB(Great Britain)で違うんですよね。もし間違ってたらコメントしてください。スタイルシートをいじるのが面倒なので、記事の末尾に付けておきます。アメリカと日本を入れて数量ベースで並べ替えてあります。
さらに
The size of the generic market differs widely in the various EU member states. Generics make up a relatively large part of the pharma market in Germany (41%), Sweden (39%), Denmark (22-40%), the UK (22%) and the Netherlands (12%). In Italy, Spain and Portugal, generics barely count for 1% of the pharma market, compared to 3-4% in France. By contrast, generic medicines in the United States account for 40% of all prescribed medicines.
って書いてあり、デンマークやイギリス、オランダの値が違うのはなんでだろう???すみません。もしかしたら根本を勘違いしているかもしれませんね。
自作の表のまま考えるならば中央値(とはいってもEU25ヶ国中21ヶ国のデータで)はスロバキアなので、日本はやはり低いです。でも先進国(wに限定すれば17ヶ国中10番目でそんなに悪くない印象になります。元々保険制度が全然違うので、データの読み方に作為を入れればいくらでもできる例になってしまいました…

ちょっと時間があれば各国の保険制度(医療費負担の方法)を調べてみたいものです。とりあえず、こういうデータを出されたらイタリア、スペイン、フランスは?と聞いてみましょう(^^;アメリカはガソリン代も異常に安い国ですので特別すぎかと…

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略号国名
65.2%86.5%PLポーランド
41.6%72.7%LTリトアニア
32.0%65.0%DKデンマーク
43.0%60.0%HRクロアチア
33.0%55.0%CZチェコ
40.0%55.0%TRトルコ
40.2%54.0%SIスロベニア
8.0%53.0%USアメリカ
35.0%49.6%HUハンガリー
20.6%49.3%UKイギリス
19.8%48.5%NLオランダ
30.0%43.0%SKスロバキア
22.7%41.1%DEドイツ
12.3%39.4%SEスウェーデン
5.2%16.8%JP日本
7.6%13.2%FIフィンランド
5.4%13.1%IEアイルランド
7.8%12.3%ATオーストリア
6.4%12.0%FRフランス
5.2%9.1%ESスペイン
6.1%8.7%BEベルギー
8.8%5.4%PTポルトガル
2.0%4.0%ITイタリア
ってがんばった直後にまとまってたページを見つけてしまった…まぁいいです。

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2008年03月14日

NEWS ZERO ACTION「救急の危機」

* https://al.ssl.dai2ntv.jp/blog/zero/tokushu/
日テレのNEWS ZEROという番組のACTIONというコーナ。2008/3/11〜13の3回で「救急の危機」というテーマでやっていました。今(3/14 12:00)現在では第3回が見れませんが、それ以外は見れるので時間が経てば全部見れると思います。

いろんな所で言われている「医療崩壊」ですが、言葉だけでなく映像で見るとまた受ける印象が違います。そういう意味で情報を操作されているケースもあるので注意して見なければいけないとは思うのですが、第3回のコンビニ受診に関してはインパクトが大きかったです。病院の夜間救急の待合が満席って、どういう状況なのでしょう?

県立柏原病院の小児科を守る会の活動はすごいなぁと思いつつ、それだけ切実さを患者の物として伝えられれば変わる事もあるんですね。崩壊しきる前に受益側の意識改革が起こればと思います。
ちなみに、番組内で紹介していた受診の目安チャート図はチェックしておくといいかもしれません。
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2008年02月22日

薬歴管理指導料は我々の勘違い?騙されてる?

薬局のオモテとウラにちょっとグチってしまいましたが、どうも風向きが違ったようです。

* 調剤報酬運用、磯部薬剤管理官が方針語る−薬歴管理指導料、広く算定
実はYAKUNETは契約していないので全文は読めませんが、ヘッドラインに一部だけ出てました。
現行の薬剤服用歴管理料(22点)と服薬指導加算(22点)を一本化し「薬剤服用歴管理指導料」(30点)に再編することに伴う算定要件について、「患者さんと対話して情報を収集し、薬歴に基づきケースに応じて服薬指導するという、どこの薬局でもやっていることをやっていれば算定できるようにする。服薬指導加算を取っている薬局しか取れないような運用をするつもりはない」と明言した。
実際の運用がどうなるかはわかりませんが、ちょっとは安心してよさそうです。
指導が入った場合、それぞれの指導員の基準のブレが心配です。はっ!薬局移転の予定なウチは1年後が心配、って事か?まぁ(旧)特指ほどはしないとしても、きちんと薬歴を充実させ服薬指導もきちんとしろ、って事ですね(^^;普通の事です。
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2008年02月14日

見落としていた調剤報酬改定

ジェネリック医薬品関連の改定を注目していました。30%ってどうやるの?とか何を1つと数えるの?とか。ようやく『直近3ヶ月で1剤でも調剤している件数の割合が30%』と決まったようです。まぁ掲示が必要とかもありますが。
つらつらと改定項目を見ていたら、気が付いていなかったものがあった事に愕然としました。『薬剤服用歴管理料(22点)と服薬指導加算(22点)が薬剤服用歴管理指導料(30点)に再編』とあります。再編って、服薬指導加算を取るような行為を行わなければ22点カットって事ですね、これ…。
服薬指導加算を全員に毎回取る訳には行かないので、実質大幅カットになります。仮に適切に取ったとして『なんで毎回金額が違うの?』という問いに納得させる自信がありません。

これ、キツい改定です…
単純に計算すると、薬剤師1人あたり1日最大40枚処方箋を処理できますので1日最大880点減点になる訳です。開局を月あたり25日間とすると、22000点の減点です。1点10円ですので、一人当たり一ヶ月で最大22万円の減収です。うわぁ!!
これをフォローする為には薬剤服用歴管理指導料を取らなければいけませんので、1日29〜30枚は指導料を算定するように…ムリだ…
服薬指導加算に算定できそうな事を一切してないのか?というとそんな事はありません。当薬局のような地元べったり(カッコ良く言うと地域密着型)の形態の場合、私の祖父から知ってるような人、当然私の幼児の頃を知ってるような人も少なくないのです。そういう人と世間話をし、悩みを聞き、薬の指導をし、と下手な大手の薬局よりもいろいろな話をしてる事も多いと思います。ですので取る気なら取れると思うんですが、それを患者さんに理解されるかというと…
難しいなぁ…でもやらないとダメだなぁ…後会計もきっちり運用を考えないとダメだなぁ…と、悩み事は山盛りです。
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2008年01月12日

AED未使用も訴訟???

* http://d.hatena.ne.jp/Yosyan/20080112
内容は上記記事を見ていただくとして、概略は『高校の部活動においてAEDが必要な状態の生徒がいたのに使わなかったので訴えられた』という事です。えぇ???って感じです。心臓マッサージはしていたようですし救急隊員が除細動は行ったようです。詳細までは見てないのですが、見ておかなきゃいけませんね…

AEDというのは自動体外式除細動器の事で、これがあれば助かる命も出てきます。医療機関のひとつに薬局も入ったので、ヒマをみつけて講習を受けてレンタルでも買取でもして設置するのもいいかな?と思ってました。でも、訴訟リスクがあるのならば安易に設置もできません。設置していなかったとしても『AEDを使うスキルがあり(講習をうけていて)助けられた(可能性があった)のに助けなかった』なんて事すら訴えられるならば講習すら受けられません。
神さんはもっと切実です。ヨガのインストラクターをしてます。当然AEDの使い方や心肺蘇生法の講習も受けています。ミスをしなくても訴えられるかも???

結局『対応方法にミスが無い限り悪い結果はでないので、悪い結果が出たという事は対応した(又はしなかった)人が悪い。』という無茶苦茶な論理が主流になりつつある、という事なんでしょうか。訴訟リスクを避ける為に他人が関わる事を行う場合は責任範囲や罷免事項を明確にした契約が前提になるのでしょうか。
社会を形成している一人としては理想を求めるよりもリスクを避ける必要性を感じています。それだけさまざまなリスクが高まってきたようです。今後、『人に奉仕する』サービスというのはリスクを考えると減少していくかとても高価になっていくのではないでしょうか。
もしも社会がそれを求めているのだとしたら…うれしい未来ではないですね。
posted by ちや at 14:05| Comment(0) | TrackBack(0) | 薬屋 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年11月26日

GS1-RSS(新型バーコード)の現状の本末転倒さ

薬屋カテゴリなのですが、微妙にシステム屋寄りの話し方になっちゃうと思いますが…なんか、すごく長くなってしまいましたので興味の無い人はパスした方がいいかも(^^;

まずはシステムオンリーの話。二次元コードにしなかったんでしょうね???>厚生労働省 なお、現在はGS1 DataBarが正式名称っぽいんですがなぜか製薬業界ではGS1-RSSと言っているようです。よくわかりません。我が道をどうしても行きたいのでしょうか???

で、本題?です。GS1-RSSって知ってますか?
薬局のオモテとウラロキソニン錠の新包装の記事には2007年05月23日時点で既に話題にされてますが、GS1-RSSをぼちぼち見るようになってきました。そもそもこの方策の根拠ですが、医薬品・医療機器等安全性情報229号にある『1.医療事故防止等のための医療用医薬品へのバーコード表示の実施について 』かな?と思います。

ここで、我々薬局に直接関連する事項だけピックアップしてみると
医療用医薬品の種類調剤包装単位販売包装単位
商品
コード
有効
期限
製造
番号
商品
コード
有効
期限
製造
番号
(1)特定生物由来製品
(2)生物由来製品(注1)
(3)内用薬(注2)
(4)注射薬(注2)
(5)外用薬(注2)

「◎印は必ず表示するもの(必須表示)」、「○印は必ずしも表示しなくて差し支えないもの(任意表示)」を示す。
(注1)特定生物由来製品を除く。(注2)生物由来製品(特定生物由来製品を含む)を除く。
とあります。つまり、GS1-RSSが採用されても『商品コード(=JANコード?)』しか必須ではなく、今とまったく変わらないわけですし現在GS1-RSSを付けているところは商品コードのみしか付いてないように見えます。それとも期限ぐらいはついてるんでしょうか?

例えば、手元に『ファスティック錠90』という製品がありますが、
JANコード……498781330300
GS1−RSS…(01)14987081330307
です。
商品コードは,個々の医薬品の包装単位の種類ごとに付されるJANコードの先頭に,調剤包装単位においては「0」,販売包装単位においては「1」,元梱包装単位においては「2」を付けた14桁のコードとする。

とありますので『(01)』はわかりませんが、次の1はコレになります。JANコードの末尾1ケタはチェックデジットですので無視すれば、現在のGS1-RSSは
『(01)』+『包装単位(1桁)』+『JANコード(12桁)』+『不明(4桁)』
となります。ちなみに、この製品の使用期限は2010.3ですので『03』は3月を示すのでしょうか?と思ったら2010.1の期限のものの末尾も『0307』でした。どうも使用期限を含めてはいないようです。予想通りではありますが。

まわりくどい書き方をしましたが、現状のところGS1-RSSはJANコードと同じ物でしかないようです。2010年ごろまでに今後を決定するようで、今の所はダメダメです。見(ケン)ですね。使用期限などは必須ではないので2010年以降も現在のままの可能性も大だと思ってますし(^^;
あるメーカさんが『新しいバーコードが今後記載されていきますので、それでロット管理していかないと薬局としてやっていけなくなりますよ』みたいな事を言ってました。いやぁ、トレーサビリティの観点から言いたい事はわかるのですが、現在各薬局さんがやっている方法(それぞれが工夫していると思います。ウチはセコセコ箱を取ってあります)でやりきれなくなるまでは問題ないかな?と思います。新しいセールスポイントになるとでも思ってるのでしょうか?まぁのちのち使用期限他も入れるのかもしれませんが。
ちなみに、先ほどのファスティック90ですが調剤包装単位(ここではPTPシートであり錠剤そのものではない)にはGS1-RSSは記載されてませんでした。だめじゃん(^^;

どちらかというと、錠剤そのものに使用期限やロットの記載が欲しいと思うのは私だけでしょうか?
『これ、なんの薬?』とかおっしゃいながら患者さんがバラバラになった薬をお持ちになることが少なからずあります。PTPからすら出ている場合、刻印からわかる場合も多いので薬品名まではわかりますが、有効期限まではわかりません。
『この薬、いつまでもつの?』と尋ねられる場合の定番文句として『処方箋で7日分と記載があった場合、7日間が有効期限とお考えください。もし飲み忘れ等で余った場合、ご自身の判断でお薬をお飲みになる事はお止めください』と答えるのが正解、みたいに習ったことがありますが、現実こんなふうには答えられませんね(^^;当然マズい薬は別ですがそれ以外ならばそれなりに答えています。その延長で『これ、何の薬?』と聞かれた場合、有効期限を調べる方法は無くなってしまいます。PTPの耳?に製造番号が打たれている場合もありますが、その場では調べられませんしね…
錠剤に印字するのは現実的ではないかもしれませんが、なんとかならないかなぁ?と思ってます。近いことができている薬(ニトロペンなど)もあるのですから…

厚生労働省に限りませんが、どうもお役人さんの考える事というのは現実との乖離を感じざるをえません。運用でなんとかなる程度の乖離ならばまだいいのですが、そうでない場合は現場が疲弊し崩壊した後に訂正する事になるので、影響は少なくない事をわかってやってるのでしょうか?PSE問題建築確認申請の申請業務の混乱など、大混乱をまきおこし、継続中です。私に身近な所で言えば中央社会保険医療協議会ですかね。なんか時間外診療(&調剤)を検討(注:PDF)してるのですが、1人薬剤師のウチはどうすればいいんでしょう??こういう時の『評価体系の見直し』とは『現状通りの所は下げて、新しい事をしている所は下がらず(上がらないかちょっとだけ上がる)、後々結局下がる』と同義と思ってるのですが…
オンライン請求も必須になるのでジジババで細々やってる薬局(こういう所のほうが地元密着型だと思うんですが)がここ2〜3年でボコボコ潰れるでしょうし、さぁてお上はどうしたいのやら…

という事で、いつも通り書き始めと書き終わりではテーマがすり替わっているのでした。すみません。

* 2008/7/22 続 GS1 Databar記載
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2007年10月30日

平均は平均じゃない???

第15回医療経済実態調査の報告保険薬局の(PDF)があります。ウチは個人薬局(実際は当然法人ですが)ですのでその項目を見てみると…ヘコみます。ウチの実績は平均にも中間値にも負けてます。今後に期待、していいんでしょうか?
というか、中間値の枚数を受けたとしてウチで捌けるのでしょうか?一杯一杯の作業量とは言いませんが、ピーク時には当然作業量はあふれます。ピーク時が続けば中間値ぐらいになるかな?と思いますが、それではおそらく事務作業がこなせません。みなさん、それほど大変な作業をしてるのですね。

と、思ったら『療経済実態調査をもう少し見る』によると、
ただ現在のところ「やっぱり高いんじゃないか」の感触を持っています。
との感想のようです。(そもそもこのサイトの前の記事を見て報告書を見たのですが)。薬局でもそうなのでしょうか?ウチは内科が中心という訳ではないので収益率?は悪いので、なんとも言えないなぁと思ってたのですが…

とりあえず、医師はわかりませんが薬局は儲からないですねぇ…。現在薬剤師を目指している学生は、この実態を知っているのか?と疑問に思ってしまいます。将来に不安はないのでしょうか…

まぁ、万が一薬局をたたむ事があったら拾ってください>レセコンメーカ:-P
posted by ちや at 13:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 薬屋 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年10月16日

お薬手帳の電子化について

大前提の話として、私はおそらく一般の人よりもコンピュータの入力は早いと思います。手書きのメモよりもコンピュータ入力のほうが早いかもしれません。議事録程度でしたら、入力できますので。
そういう人間の意見として読んでください。

そもそもお薬手帳ってご存知ですか?
ここに概要がありますが、本当に概要しかありませんね…
どんな物かと患者さんに説明しているかというと…

『今は多くの病院にかかってる人が多いが、自分で飲んでいる薬を把握している人はほとんどいない。過去に出た副作用についてもほとんどの人が覚えていない。いつも行っている病院ならまだしも、新規に行った病院などに飲んでいる薬や副作用などを説明しないと、効果的に薬を出してもらえない。そこで、患者さん個人に『薬のカルテ』として『お薬手帳』を持ってもらって、病院や薬局に提示してもらうことによりきちんと伝達できるようにするもの。たまにしか薬を飲まないならば、万が一その時に副作用が出た場合に薬の名前を覚えておく事ができるならば不要かもしれないが、大概の人は忘れてしまうので有効と考える。いつも同じ薬を飲んでいる人の方が不要かもしれない。ただし、投薬間隔も重要な情報のひとつだし、ずっと出てない副作用がいきなり出ることもあるので、無駄という事は無い。
お薬手帳をもらったら、薬に関して気が付いた事をどんどん書いていこう。効いた、効かない、湿疹が出た、便秘になったetc.。人によっては飲んだOTC名すら書いてくれる人もいる。病院で測った血圧を書いてくれる人もいる。なんでもいい。何が重要かは患者さんはわからないと思う。なんでもいいから書いていこう。せっかくあるのだから。』

ありゃ、長くなっちゃいましたが、こんな事を伝えてます。でも、最後に『3割負担の人で40円前後かかっちゃいます…』というと『じゃぁいいです(^^;』と言われる事が多いのも確かですが。

もうひとつの利点として、ない方がいいんですが…
1995年1月、阪神淡路大震災の時には病院も薬局も、壊滅的な打撃をうけました。被災者の方々は、町の避難場所にある救護所でボランティアの医師や看護士にいつも飲んでいるお薬を、出して欲しいと訴えましたが病名は言うことができても、服用しているお薬の名前や、用法・用量などはわからなかったため、お薬を出す事ができずに、皆が途方に暮れてしまったそうです。おくすり手帳をお持ちの方は、克明に記録されたお薬の記録により、スムーズな処方が可能になりました。
http://www.sohgoh.info/tomida-14.html

高齢の方でそれなりに飲んでいる薬が多い人にとっては重要な問題だと思います。その解決方法のひとつとなりうるというのは大切なことだと思います。さすがにこんな事を言う人はいないと思いますが『カルテを保存していない病院のせいだ!いつも行ってる薬局なんだからなんとかしろっ!』などと人任せにしないで済むように、対策のひとつとして考えておいてもいいともいます。


で、ようやく本題です。しかも本題の方が短いとは(^^;

お薬手帳というのは、上記のように『患者さんが参照や追記できる』『緊急時に利用できる』必要があると思ってます。つまり、電子化をしたとたんに、左記の要件を満たさなくなり、魅力は半減してしまうと考えます。コスト問題を気にしている方もいらっしゃるようですが、私(にとって)はそもそも要件を満たさないものになりうると考えます。
電子化をするメリットってなんでしょうか?『持参するのを忘れて再発行してもらったことがある人もいるだろう。この処方せんや薬歴簿が、ペーパーレスになったら便利だと考えたことはないだろうか?』って、電子化しても持って行く事そのものは変わらないし、それそのものが『患者に便利なのか?』というと別に便利でもなんでもないです。ネットワーク化したらよさそうです。どの病院にかかっても(少なくとも)薬歴がひとつ、というのは患者さんにとって薬の安全性が高まると考えられます。しかし『便利』にはならないと思いますね。そういった意味で、私はお薬手帳の電子化には反対です。

ちなみに、当薬局においては薬歴すら手書きです。自分のメモはWikiに書いているというのに、です。これは手書きによるメモの自由度に勝るものはないと考えているからです。コンピュータで管理する最大のメリットは『検索性』と『データの加工のしやすさ』にあります。どちらも、『定型に押し込めることができるからこそ』のメリットです。逆にメモには『定型に押し込めないから』こそのメリットがあります。薬歴にはメモのメリットの方が高いと思います。

ちなみに、『検索や集計をしないならばコンピュータでやる意味はないし、ただの清書機』だと思ってますので、メモをスキャンして薬歴とするレセコンは『愚の骨頂』と考えています。どうやって検索するんだろ?

別件ですが、己のblogの薬屋関連の日記を見直すと、愚痴しか書いてないように見えます。なんだかなぁ(^^;
posted by ちや at 17:57| Comment(1) | TrackBack(0) | 薬屋 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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