2011年02月19日

定点カメラを作ろう-前振り

某所で気になっていたシステムを見せていただきました。

調剤レコーダーです。
ウチは基本的に私のみの一人薬剤師の薬局です。すなわち、調剤も監査も投薬も一人で行います。
そうすると、『患者さんが間違って薬が渡っていた場合、確認は自分の記憶が主』になります。
当然薬の在庫を確認する、とかの手段も取れますが即時性に欠けます。

そこで、上記調剤レコーダーのような『行動記録映像』があれば再確認ができる訳です。
時間がかなりシビアな中、がんばって見に行きました。

まぁ、正直に書きます。がっかりです。
そこに展示してあったのはカメラ2台でした。
一方は処方箋および薬のシートを、もう一台は一包化したシートを、それぞれ撮影していました。
システムの利用方法は、webを見て貰うとわかると思います。

1. 処方箋をRFIDを貼り付けたボードに挟む
2. ボードをかなり大きめのセンサーに置く事により、撮影を開始する
3. 撮影は1秒毎に行い、静止画としてサーバに保存される
4. ボードをセンサーから離すと撮影は停止する

それだけです…本当にそれだけです。
ざっと見た特徴を書いておきます。
・撮影のカメラはネットワークカメラでイーサネット給電。すなわちLANケーブルのみで電源不要。
・レンズはそれなりに作っているようだが、それほどf値は高くないので撮影面が暗いと厳しそうである。
・サーバはMac miniで動作できるレベル
・画像のインデックスとしてはRFIDのIDと時間ぐらい。処方箋と紐付けるのは手作業ないし運用
・錠剤の刻印すら見えるように宣伝を打っているが、これは『ホークアイビジョン』というオプションであり、
 単なる拡大鏡だと思えばよい。それと記録している画像とがリンクしている訳ではないし、
 そういうノウハウがある訳ではなさそうである。当然それだけズームしているので画角はかなり狭い。
・参照アプリはブラウザ
・考えれば当たり前だが、天井からのカメラなので、輪ゴムでまとめた錠剤の束が何錠あるか、なんてのはわからない
見せていただいた現場で気がついた事はこの程度でしょうか。
私としては実は『何錠出したかをどうやって記録するのか』『処方箋との紐付け方法』『ホークアイビジョンとのリンク方法』が
注目の的だったのですが、どれも無かったのがショックでした。
一人薬剤師なので監査の補助として非常に興味あったのですが、残念ながら要件を満たさなそうなので諸費用も聞かずに帰ってきました。

さらに、ショックな事を小耳に挟みました。
導入にレセコン買えるぐらいだそうです。さらに保守料が必要だそうです。
…いらね。いるけど、いらね。そんな高いのを一人薬剤師のウチが入れられる訳無いじゃん。
でも欲しいよなぁ、カメラは…最悪X5とかKiss使えばいけそうだよな。
ビデオでよさげなのあればそれでもいいよな。データ転送は、そういうSDカードあるじゃん。
表示は、CGI一発書けば何とでもなるなぁ。
なるんじゃん?同じ物を作るならRFIDによる記録開始/終了と1秒おきの撮影だけど、
そこは妥協と改良でいいんじゃん?

かくして、でっちあげようと心に決め、チョコチョコと調べ始めたのでした。
posted by ちや at 00:48| Comment(0) | TrackBack(0) | 薬屋 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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