2009年05月12日

新型インフルエンザ騒動…何章でもいいや

そろそろ飽きた感のある新型インフルエンザです。
http://www.j-cast.com/2009/05/11040885.html
国立感染症研究所の岡部信彦・感染症情報センター長は2009年5月10日の記者会見で、新型インフルエンザウイルスについて「弱毒性という言い方が妥当なようだ」と述べた。一方で感染の広がりは強いと指摘する。
との通り、安心して?普通のインフルエンザの対応をすればいいのかな、と考えています。

以下はふと思った話です。

抗インフルエンザウイルス薬に関するガイドラインによると国内発生後は
2)新型インフルエンザが発生した都道府県が講ずべき措置
○ 新型インフルエンザが発生した都道府県においては、当該都道府県が指定する感染症指定医療機関等及び発熱外来を行う医療機関(以下「指定医療機関」という。)においてのみ、患者に対する医療提供を行うこととしている。
このため、都道府県は、流通用タミフルについて、当該指定医療機関に集約することとし、指定外の医療機関に対し、流通用タミフルの発注を見合わせるよう要請するとともに、卸売販売業者に対し、指定医療機関の受注のみに対応するよう指導する。
と定めています。すなわち、一般の薬局には流通しません。指定医療機関に集中します。
現段階(第一段階。感染の高校生はまだ入国してませんしね)においても既に一般薬局には納品が難しくなってます。『新型インフルエンザではなかった』という事は『既存のインフルエンザ(通常インフルエンザというようで)だった』という事で、当然インフルエンザ患者が0では無いわけです。新型インフルエンザが(国内)発生時には『通常インフルエンザ』への抗インフルエンザ薬をしない場合があると明記してあるのは仕方ないとして、現状でも患者さんが困る程度には流通制限がかかってるのはちょっと参ったなぁ、と思ってます(当然マスクも流通してません)。

上記の現状は当然理解していたのですが、思いもよらないコメントがあり対応をチェックしなければいけないかもしれません。
新小児科医のつぶやき 2009-05-11 インフルエンザは続くコメントです。
んで、タミフルとかはほぼ完全に国管理で、蔓延期発熱外来に登録した所にしか卸さない体制です。ここまではまぁいいんだけど、問題はこっから。タミフルは統制管理のため医院・病院への直接卸で、薬局には卸されません。厚労大臣がパンデミックを宣言した時から、タミフルは医院・病院から患者への直渡ししかできなくなります。院外処方の場合もです。これは「新型インフル患者が薬局で感染源となるのを防ぐ」目的だそうです。
 ところが、院外処方の施設ではその他の対症療法薬(アセトアミノフェンとかね)を持ってませんから、それは門前薬局に行ってもらう事になっちゃいます。それじゃかえって各地での滞在時間を延ばすだけじゃん。小児の場合の粉薬分包とかも、院外処方の開業医ではできないでしょ?これどうすんの?
 でも、それは「これから薬剤師会を交えて検討する」んだそうです。確かに「やってみないと解らない事」もあるだろうけど、この位はやる前から「会議段階で既に想定できる問題」だと思いますけどねぇ。
 ちなみに、タミフルの国家備蓄はカプセルだけです。DSは市中在庫しかありません。これは誰が統制して、どっから出すんだろ。
おっと…。確かにそうですね。『アセトアミノフェンとかをどうするのか』『タミフルドライシロップはどうするのか』は実は小さくない問題かもしれません。動向のチェックは必要ですね。DSなんて、期限すごい短いから手持在庫はゼロですし…

ちなみに厳密なデータが無いので疑問のままなのですが、『通常インフルエンザの死亡率』と『新型インフルエンザの死亡率』って、どっちが高いのでしょう?抗インフルエンザウイルス薬に関するガイドラインにある『しかし、一般に健常成人の場合は、通常インフルエンザが重篤な病態を引き起こすことは考えにくく』というのは適切な(w)文言なのかは疑問だったりします。
posted by ちや at 13:29| Comment(4) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
『通常インフルエンザの死亡率』と『新型インフルエンザの死亡率』は、気になりますね〜。(・∀・)

『通常インフルエンザ』の方が死亡率が高く危険だったという話だったら、今回の騒動って・・・。(笑)(・∀・)
Posted by 町田太郎 at 2009年05月15日 10:20
死亡率、ってのも難しいんですよね…
http://www.yasuienv.net/SwineFlu2.htm
Posted by ほ at 2009年05月15日 17:48
感染国からこんにちは。当地はものすごく平穏です。
すわ初国内感染者か、というタイミングで、保険局がタミフル備蓄量の発表、追加購入契約締結の発表をしたこともあり、「かかっても対策はあるよ」ということなんでしょうか、ある意味、国境がオープンで防ぐにも限界がある国としては、そういう対応なんだろうなという感じがします。
一方日本(特にマスコミ)は騒ぎ過ぎ!と思う反面、「水際」が有効な日本ならではの慎重さはとても貴重と思ったりしています。

今はすでに、よく生じるという夏から秋にかけての第二波対策の話が急務。

ヨーロッパ人、夏はバカンスで大移動らしいので。
Posted by abm at 2009年05月16日 05:38
やはり、なんの意味もありませんでした(w<水際作戦

備蓄タミフルを使いまくって、医療機関を疲弊させて、最終的には普通のインフルエンザと同じ扱いになる、ってのが個人的な予想です(w
Posted by ほ at 2009年05月18日 12:52
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